フィヨルドブートキャンプに参加して2ヶ月経過

4月末からフィヨルドブートキャンプに参加していて2ヶ月ほど経ったので、感想や進捗をまとめてみました。 本当は50日目あたりのキリの良いときに出したかったところですが、あっという間に過ぎ去り微妙なブログタイトルになりましたw

目次

軽く自己紹介

mashym(マッシュ)です。最近読み方を決めました。 現在Web系エンジニアをしていて仕事でもRuby on Railsを使っています。 2021年4月まで育休をとっており、4月から仕事復帰したところです。と同時にフィヨルドブートキャンプでの学習もスタートさせました。 育児と仕事と学習の三刀流を目指して頑張っています。

フィヨルドブートキャンプとは

プログラマーとして就職を目指せるだけのスキルを身につけることを目標としたオンラインプログラミングスクールです。就職を目指せるスキルを弊社では「現場の人間にとって、戦力になるプログラマー」としています。具体的には、一人でWebサービスを作ることをゴールとした課題をやるのですが、それだけでなくチーム開発も経験できます。

FJORD BOOT CAMP(フィヨルドブートキャンプ)

スクールの経緯についてはこちらに町田さんの「大江戸Ruby会議08」での資料がありました。有料化したのは2019年5月〜でわりと最近なんですね。この記事で知りました。

プログラミングスクールを始めた経緯とこれからの話 - Speaker Deck

フィヨルドブートキャンプでは「メンター」という現役プログラマの方々がコードレビューや日報チェック、質問への回答などさまざまなことをアドバイスしてくれます。 メンターについては伊藤さんのこちらの記事に詳しく載っています。 伊藤さんをはじめ、Ruby界隈やIT業界で有名な方も多く在籍しているので、そのコミュニティに入れているだけでかなり貴重な経験な気がします。

フィヨルドブートキャンプのメンターとしてやっていること、感じていること #fjordbootcamp - give IT a try

始めようと思った経緯

IT業界に未経験(ほぼ何もわからない状態)で中途で入り、基礎がないままにとりあえずコードを書いて動くものを作っていく中でなんとか仕事はこなしてはきましたが、なにか課題にぶつかると自己解決できない、解決方法がわからないという事が多々あり、そこからの成長が自分でもなかなかできずずっとモヤモヤしていました。(正確には課題を自己解決できないことが問題というより、解決した後でその原因や解決方法を振り返り、身につけて来れなかったことが成長できていない要因だと今は思っています。)

いろいろな言語を少しずつかじって深く学んでこなかったこともあり、人にきちんと説明できるほどの知識や技術があまりないというのもコンプレックスで、時間だけが経過して新人という期間をあっという間に過ぎ、初歩的な質問をするのが恥ずかしくなって放置しがちになるという典型的なダメエンジニアとなっていました。

「自走する」というキーワードを最近よく聞きますが、自分は自走しないエンジニアになりつつあるように感じていてどうにかしたいという思いが年々強くなっていました。ちゃんと勉強したいと思いつつ確保できる時間も少ない中で何をどこからやったらいいのか、いろいろ調べていたときにフィヨルドブートキャンプの生徒さんのブログを読んでフィヨルドブートキャンプの存在を知りました。そこからはフィヨルドブートキャンプのサイトや関連記事を読んで「やってみたい!」という気持ちがすぐに強くなり、育休中の昨年末に「3日間のお試しをやりたい」と、旦那さんに相談してその3日間はできるだけ学習に専念できるように協力してもらいました。

理由についてはかなりネガティブ面を強調して書いてはいますが、過小評価な部分もあるとは思います😅 でも要は「わからないことをちゃんとわからないと言って学びたい!」「自走したい」と思ったので入会しました。

ちなみに転職希望は今のところないです。エンジニアとしてもっと成長したいというのが当面の目標です。

フィヨルドブートキャンプを始めてみて

お試し期間

上記のとおり育休中に旦那さんに協力してもらって、お試し期間の3日間みっちりやってフィヨルドブートキャンプが自分に合っているか確認しました。Slack(現在はDiscord)での気軽なやりとりやプラクティスの充実さを感じて引き続きやっていきたいと思えたので、お試し期間で一度退会して、育休後に復帰させてもらいました。

フィヨルドブートキャンプは一時的に退会しても連絡をすれば学習の続きから再開することが可能です。

学習時間と進捗

お試し期間分があるので学習開始からは現在180日を超えていますが、3-4ヶ月の退会期間があるので実質的には60日超えたくらいで、合計学習時間は現在229.3時間です。 ちなみに卒業までには900時間くらいかかるとあるので4分の1程度終わってるイメージでいいかもしれません。プラクティス的な進捗でいうと現在50%を少し超えたところです。

mashymのフィヨルドブートキャンプ学習時間
学習時間

主な学習時間帯

旦那さんの協力があるかないかで学習時間の確保が大きく変わってくるので、協力してもらえる日はとても助かります。

平日

詳細は以下ですが、平日は1〜3時間ほど確保できているかなという感じです。

  • 旦那さんが保育園の送迎や育児をしてくれる場合

    • 朝8時ごろ〜仕事を始める9時ごろまで(フレックスのためこの辺は変動しますが30分〜1時間弱)
    • 17、18時〜19時半ごろまで
  • 自分が保育園の送迎や育児をする場合

    • 保育園に送っていって仕事が始まるまでの15〜30分ほど
    • 仕事終わり〜保育園お迎えまでの15〜30分ほど
  • 共通

    • お昼休み。30分ほどで食事と休憩をとって残り30分ほどで学習(ここは元気があればで、疲れていたら全部寝てしまいますw)
    • 夕飯、家事が終わった21、22時ごろ〜23時ごろまで

週末

旦那さんが予定がない限りはかなり家事や育児をしてくれるので日によりますが4〜6時間確保できている気がします。(ただただ感謝✨)

家族との時間を削ればもう少し学習にあてられる気はしますが、それは本末転倒な気もするので今はこれが精一杯かなと思っています。

ラクティスを進めてみての感想

フィヨルドブートキャンプでは転職を目標としている方や、自分のような現役のエンジニアさん、学生さんに子育てをしながらの方などいろんな方が頑張っています。 Discordでコミュニケーションをとったり、他の人の日報も自由に見れるので、進捗やどんな取り組み方をしているのかがわかり、身近に感じることもありとても励みになります。

雑談部屋や質問チャンネルがあったり学習本の輪読会が定期的に開かれていたり、コミュニケーションの場、質問の場は多いのでこれらをフル活用できるとすれば月額3万は高くないと思います。 自分は学習時間が不定期なところもあってまだ全然フル活用できていませんが。。 でもフィヨルドブートキャンプで学ぶことは自分の将来への投資と考えているので月額3万は決して安くはないけど高くもないという考えです。お金の面で言うとプラクティスに必要な書籍代もけっこうかかってはきますが(一気にではなく随時)、こちらも投資の一貫と考えています。

知識への投資は常に最高の利息がついてくる

ベンジャミン・フランクリン

もともと学ぶことは嫌いではないのと、やるとなったらイチからきっちりやりたいタイプではあるので体系的なカリキュラムを順を追って学習していけるのはとても自分に合っているように思います。基礎からやって今まで見逃していたり、そもそも知らなかったことが知れるとさらに学習が楽しくなってきます。

自分は初心者・未経験ではないので、イメージ的にはいくつもの点がすでに散りばめられている状態だと思います。プラクティスを通してそれらを線でつないで理解を深め、探求して点や線を大きく太くしていけたらと思っています。

また、生徒さんには経験者、未経験者さまざまな方がいて、カリキュラムの内容は決して簡単なものばかりではないですが、わからないことを質問したり不明点を確認したりといったメンターの方とのやりとりは実際の仕事に通ずるものがあるので、経験の有無よりもそれらのやり方を学び実践できるかが成長の鍵のような気がします。「良い質問の仕方」ができるかはそれだけで一冊の本になるほどエンジニアに関わらず重要なスキルですが、フィヨルドブートキャンプでもその点はかなり強調されているように思います。

質問は恥ではないし役に立つ - Qiita

すんなりプラクティスを完了してしまうよりも、一つでも疑問点をもって調べたり、質問したりしてプラクティスを完了した方がプラスになる気がするので、今後もその点は意識していきたいところです。(意識はしててもまだあまり実践できていないのでこれからですがw)

大変な点

育児、仕事をしながらの学習はやはり大変です。仕事終えてそのままプラクティスの勉強をしてると目が血走ってますw 休みの日に子供と遊んであげたいのにそーっと部屋に籠もる時は「ごめんね」という気持ちでいっぱいです。

育児に限らず皆さんいろいろ抱えながらいろんな思いで参加していると思うので、あまり言い訳にはしたくない部分ではありますが、それでも2ヶ月間やってこられているのはフィヨルドブートキャンプを「楽しい!」と感じられているからだと思います。育児しながらの生徒さんメンターの方も多いのでDiscordでは共感できるつぶやきも多いですし、自分も頑張ろうという気持ちにすごくなります。何より旦那さんの協力や理解がなければまずできていないので有り難い限りです。

どういうエンジニアになりたいか

  • 自走できるエンジニア

与えられたことだけをやるのではなく、自ら深堀りして学び、経験値を増やして共有したりアウトプットまでしていけるようになりたいです。

  • プログラミングが楽しめるエンジニア

正直、育休前までは仕事をただこなしているという感覚でした。でもやっぱり深く知って楽しいと感じられるようになりたいです。仕事にする以上楽しいだけではやっていけないですが、問題が解決したときや新しい知識がついたとき、開発が完了したとき、使ってもらって良い反応があったときなどは嬉しい、楽しいと感じるのでその気持ちを大切にしたいです。

今後の課題

  • わからない点を納得いくまで調べる
  • 調べてわからなかったら整理して質問する
  • わかったこと、思ったことをアウトプットする(ブログ、Twitter、Discordなど)

最後に

フィヨルドブートキャンプの良さはコミュニティにある気がします。先程も言ったとおり自分はまだ全然活用できていませんが、輪読会へのラジオ参加(ミュートにして他の人の会話を聞くだけ)や質問や雑談のやりとりを見たり聞いたりするだけで一人で独学するのとは違ったメンタルになります。 基本的には一人で学習していくわけですが、イメージとしては友達や家族、身近な人が何かを頑張っていると自分も頑張ろうと思える気持ちに似ているかもしれません。

これからプラクティスの難易度も上がってくると思いますが、コミュニティを活かしつつ他の生徒さんの頑張りやメンターの方からのアドバイスを糧に頑張っていきたいです。